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用語集/Eマウント

Eマウント

NEX-5/3から使用されることになったマウント規格で、ボディモーターが基本的に

存在せず、Aマウント機と異なりレンズ駆動モーターのカプラーや絞り駆動レバーが

存在しない完全な電子制御マウントである。

ミラーレスカメラ用の新規マウントため、ミラーボックスや光学ファインダー、

ペンタプリズム(ペンタミラー)などの従来のAF一眼レフにあった構造が不要*1で、

コントラストAFにも最初から対応。同マウントを採用したビデオカメラもある。

ミラーレスカメラ用でフランジバック(マウント面から撮影素子までの距離)が

非常に短いため、純正マウントアダプタを介したAマウント用レンズの利用

(位相差AFに対応したものもある)やミラーボックスを持つ前のマウントの

オールドレンズ再利用に重宝されており、また、超広角~広角レンズでの

小型軽量化*2にも役立っている。

当初はAPS-Cサイズセンサー搭載のカメラしか登場せず、NEX銘のボディしか

存在しなかったが、2013年11月発売のα7α7Rの登場で同マウントもα銘に

なり、35mmフルサイズにも対応した。

35mmフルサイズ機ではα7S以降、マウントの内ツメ部分が樹脂製から金属製*3

改められ、α9では更にマウント固定ネジ本数も増加された。

*1: 光学ファインダーを搭載したEマウント機は無い
*2: ミラーボックス分のテレセントリック性(像の直進性)を確保する光学系が不要ため
*3: 以前からの樹脂製ツメは耐摩耗性や強度面などでの不安要素が指摘されていた。