accessory/SONY/LA-EA4
■ LA-EA4
LA-EAとはLens Adapter - E-mount A-Mountの略で、当製品含め5種類のアダプタが用意される。
LA-EA4の最大の特徴はトランスルーセントミラーテクノロジーをアダプタ内部に組み込んだことであり、これにより異形ともいえる外観となっている。また、これに付随して内蔵される位相差AFセンサーを使ってレンズの制御を行える。さらに、AFモーターが搭載されているため、基本的にすべてのAマウントレンズでAFが可能である。※テレコンバータは装着不可
当アダプタの後継として、LA-EA5があり、ボディのAF機構を使う筒型形状ながらAFモーターを搭載しているが、AFモーター駆動をサポートするのが最新機種に限られるため(具体的には、α6600、α7RIV以降の機種)、非対応機種を使用する場合は実質的にLA-EA3と同じになってしまう。
上の状況を克服する手段として、LA-EA4を改造する方法がある。SONYのLA-EA4本体と、MonsterAdapterが出すLA-EA4r化基盤を購入し、LA-EA4の内部の基盤をすり替え、トランスルーセントミラーを引き抜くことで改造が可能である。(以後LA-EA4r)LA-EA4rにすることでボディのAF機構を使いながらAFモーターも利用することが可能となるが、SAM/SSMレンズの装着は推奨されておらず、操作を誤るとバッテリーの保護回路がロックされたり、ボディの基盤の交換が必要となる場合がある。依然としてLA-EA4rは非公式な手段であるため、改造は自己責任となる。
フルサイズにも対応するように設計されているので、APS-C機でより安くAマウントを活用したい場合にはLA-EA2の使用も選択肢にある。
■ アダプタ比較
名称 | LA-EA5 | LA-EA4r(*1) | LA-EA4 | LA-EA3 | LA-EA2 | LA-EA1 |
---|---|---|---|---|---|---|
フルサイズ対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
AF方式 | ボディの像面位相差/コントラスト | ボディの像面位相差/コントラスト | TLMの位相差AF | ボディの像面位相差/コントラスト | TLMの位相差AF | ボディの像面位相差/コントラスト |
AFモーター | 〇(*2) | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
AF対応レンズ | ほぼすべて | 非SAM/SSMのほぼすべて(*3) | ほぼすべて | SAM/SSMのみ | ほぼすべて | SAM/SSMのみ |
①最新世代グループ[α6700、α1、α7IV、α7RV、α7CR、α7CII、α9III、α1IIなど]
②不遇新世代グループ[α7SIII、ZV-E10II、ZV-E1]
③新世代グループ[α6600、α7RIV]
- ほぼすべてのレンズでAFできる(*4)→LA-EA5
- TLMを体感したい(ほぼすべてのレンズでAFできる)→LA-EA4
- 費用を下げ、SAM/SSMレンズを活用する→LA-EA3
- TLMを体感したい(APS-Cまたはクロップ運用で費用を下げ、ほぼすべてのレンズでAFできる)→LA-EA2
- APS-Cまたはクロップ運用で費用を下げ、SAM/SSMレンズを活用する→LA-EA1
④旧世代グループ
- ほぼすべてのレンズでAFできる→LA-EA4
- 改造しボディの像面位相差/コントラストで、ほぼすべてのレンズでAFできる→LA-EA4r
- SAM/SSMレンズを活用する→LA-EA3
- APS-Cまたはクロップ運用で費用を下げ、ほぼすべてのレンズでAFできる→LA-EA2
- APS-Cまたはクロップ運用で費用を下げ、SAM/SSMレンズを活用する→LA-EA1
⑤初期グループ[NEX、α3000、α3500、α5000、α5100、α6000、α7、α7R、α7S、α7SIIなど]