body/sony/ILCA-99M2 のバックアップ
2016-09-26 (月) 22:57:10 のバックアップ(No.23)
■ α99II
特徴
α77IIと同等の79点位相差AFセンサーに加え、α7RIIと同等の399点像面位相差
AFセンサーを搭載。双方のセンサーを用いたハイブリッド位相差検出AFシステムで
高精度なクロス測距を行うとともに、中央のAFポイントはEV-4での測距を可能に
している(*1)。Aマウント機で初めてボディ内5軸手ぶれ補正を搭載した。
α99に搭載していたAF-Dは非搭載のため、AF-Cとの区別は無くなった。また、
35mmフルサイズ機では初めて4D FOCUSに対応。ロックオンAFなど基本部分の
機能面は概ねα77IIから踏襲されている。
コマ速は最大12コマ/秒とα77、α77IIと同等・従来機からの倍速となり、約5秒間
連写が可能(*2)なバッファメモリを搭載。12コマ/秒モード(*3)での絞り制限も、先述の
ハイブリッドAF対応時はF9まで、非対応時はF4までAF可能(*4)と動作仕様が変更
された。またアンチフリッカー機能の搭載で蛍光灯下などでの撮影が容易となり、
ボディデザイン・容積がα77IIと同等となり、縦位置グリップもα77・α77IIと同一の
ものが使用可能。ただし内蔵フラッシュは非搭載でAF補助光も搭載されない。
トップカバー、リヤカバー、および内部フレームにマグネシウム合金を採用。
記録メディアはSDカード(SDXC/UHS-1)/MS。デュアルスロット仕様となっている。
欠点
先述のように広範囲で精度の高い位相差AF環境と低ストレスな高速連写を実現した
弊害か、バッテリ消費は先代機よりさらに悪化してしまっている。
また、縦位置グリップをα77/α77IIと共用となってしまったため、先代機では
可能だったバッテリ3個運用(*6)も不可となってしまっている。
また先述のハイブリッドAFが動作するのは基本的にソニー純正レンズとなるが
非ハイブリッドAF時との差が顕著なため、ミノルタ/コニミノ時代の設計が古い
レンズや社外品レンズを使用すること自体がAFを大きく制限する格好になって
しまっている。
外部リンク
作例
*2: 60コマ(JPEGのみ)~54コマ(RAW+JPEG)、非圧縮RAW時は25コマ
*3: P/S/A/Mモードともにドライブ:連写Hi+時。従来機にあった"連続撮影優先AE"モード的なものは無くなった。なおドライブ:連写Hi時は8コマ/秒
*4: それ以上の絞りの場合はAFが1枚目に固定される
*5: PlayMemories Mobileにて対応
*6: 本体側1個+縦位置グリップ側2個での運用