用語集/Steady Shot のバックアップ
2010-02-27 (土) 00:59:08 のバックアップ(No.15)
■ Steady Shot
ソニー製デジタル一眼レフに搭載されている撮像素子(イメージセンサー)シフト式ボディ内蔵
手振れ補正機構の名称。2008年10月発売のα900以前は「Super Steady Shot」と呼称していた。
手振れ補正機構の仕組み自体は、ミノルタ/コニカミノルタの「Anti-Shake」と同一である。
光学式と異なり撮影素子のみを駆動させるイメージセンサーシフト式では、レンズ側は動かない
ため、レンズの設計・製造時に手振れ補正機構の制約を受けないことと、古いレンズでも恩恵を
受けるメリットがあるが、その反面、従来通りの光学ファインダーでは望遠になるほど像が安定
しないというある意味従来通りなデメリットがあった。
光学ファインダーを持たないトランスルーセントミラー機のα77IIで、シャッターボタン半押し時の
ファインダー/背面LCDへの手振れ補正の反映をやっと実現している。
また、Eマウント機のα7IIでは5軸手振れ補正機構を内蔵。OSSレンズではヨー・ピッチ方向は
レンズ側、X・Y・ロール方向のブレはボディ側でブレを補正し、OSS非搭載のレンズやマウント
アダプターを介したAマウントレンズでは全ての方向のブレ(一部のレンズでは3軸)に対して
ブレ補正を行う。
なお、同機の手ブレ補正機構は従来のガイドレール上の受像センサーをピエゾ素子で駆動
する方式から、マグネットとコイルを用いて受像センサーを電磁誘導する方式に改められて
いる。