α-system Spirit Wiki

body > sony > slt-a99

body/sony/slt-a99 の復元

body/sony/slt-a99 を以下のもので書き換えます。

*α99
 2012年10月発売。24Mピクセル(2400万画素)センサー搭載。[[α55>body/sony/slt-a55]]から続く可動ミラーを
持たない[[トランスルーセントミラー>用語集/トランスルーセントミラー]]の[[35mmフルサイズ>用語集/35mmフルサイズ]]機で、[[α900>body/sony/dslr-a900]]から4年の歳月を経て
登場。α900の国内向け販売が2011年10月に終了していたので、1年ぶりの[[Aマウント>用語集/Aマウント]]
フルサイズ機となる。


**特徴
基本的には[[α77>body/sony/slt-a77]]を踏襲。受像センサ上にも測距センサを配した[[デュアルAF>用語集/デュアルAF]]システムと、
ほぼ無音で操作できる[[サイレントマルチコントローラー>用語集/サイレントマルチコントローラー]]を搭載。深度方向の設定ができる
[[AFレンジコントロール>用語集/AFレンジコントロール]]や、位相差19点+像面位相差102点でより高精度なAF-Cが可能な
[[AF-D>用語集/AF-D]]モードや[[追尾フォーカス>用語集/追尾フォーカス]]の搭載もあり、Aマウント機としては被写体の追尾性が向上
している。(あくまでも「Aマウント機としては」だが)

ファインダーはα77と同じく有機ELを採用。α55などのLCDファインダーから比べると
視認性が大きく向上している。一眼レフ機と比べると原理上どうしても遅延が発生するが、
暗いレンズでも全く影響せず露出通りの明るさで像を確認でき(ズームや[[STF>用語集/STF]]でも明るい)、
[[APS-C専用レンズ>用語集/DT]]でもAPS-Cデジカメの画角で表示するのは従来の光学ファインダーを
持つ一眼レフ機では実現できない。α77とは形状が違うが3軸チルト液晶ディスプレイも
搭載している。

フラッシュ端子が従来のオートロック式から[[mi(マルチインターフェース)シュー>用語集/miシュー]]に形状が
変わったため、従来のフラッシュ等は接続できないので注意(変換アダプタは付属)。
ただしソニーはEマウント機も含めてmiシューに統一する模様。

メモリーカードはデュアルスロット仕様でSD(SDXC対応)とメモリースティックDUO(以下MS)を
採用。1スロット目はSDとMS、2スロット目はSDのみ。

バッテリーは従来一眼レフ機と同様、NP-FM500Hを採用している。
**欠点
α77デビュー時に問題になった鈍足起動(同機のファームウェア更新で改善はされた)を
解消するためかフロントエンド用LSIを搭載したが、そのせいかバッテリの持ちが悪化。
もともとバッテリの持ちが良くない超音波モーター([[SSM>用語集/SSM]])搭載レンズと併用するなら
予備バッテリの携行か縦位置グリップとの併用が不可欠と思われる。

また、放送用ハイエンド業務機から応用したという多点分離光学式ローパスフィルターも、
ローパスレスが好まれる今の時勢にあってはあまりプラスにならない要素かもしれない。
(と言っても従来のイマイチ眠たい画質のAマウント機から比べれば劇的に向上したが)

フルサイズ3600万画素のニコンD800シリーズやEマウントの[[α7R>body/sony/ILCE-7R]]の登場でそれほど
高画素とも言えず、受像センサ側も含めて中央に寄り過ぎな感のある測距センサ、
すぐ一杯になるバッファ(JPEG・NR標準時11~12枚、テレコン連写20~24枚)や可動
ミラーが無いにも関わらずフルサイズだと6コマ/秒のコマ速(テレコン連写だと10コマ
/秒)など課題は色々と残る。

また、後から登場した[[α77II>body/sony/ILCA-77M2]]と比べると色々な面で使い勝手やレスポンスが低く、
連写可能枚数やレンズ側のAF高速化((いわゆるII型のレンズなど、AF高速化を謳っているもの。))の恩恵も同機と比べ低くなってしまっている。

**外部リンク
-[[ソニーの製品情報>http://www.sony.jp/ichigan/products/SLT-A99V/]]

**作例
-[[α Photographyで作例を表示>http://upload.a-system.net/photo/list/model_name/SLT-A99V]]

よろしいですか?