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用語集/Aマウント の現在との差分

2010-05-20 (木) 07:53:19 の現在との差分(バックアップNo.7)

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 *Aマウント
-ミノルタ~コニカミノルタまでの「αマウント」の正式名称で、それまでの[[MDマウント>用語集/MD]]と異なり
-電子制御マウントを採用しオートフォーカスとボディ絞り制御を行う。互換性は無い。
+ミノルタ~コニカミノルタまでの「αマウント」の正式名称。それまでの[[MDマウント>用語集/MD]]((マニュアルフォーカス専用マウント))と異なり
+電子制御マウントを採用している。絞り制御はボディ側のため、完全電子制御ではない。
+また、双方の互換性は無い。
 
 一眼レフ事業がソニーに譲渡されてからは「[[αマウント>用語集/αマウント]]」が正式名称になったが、2010年に
-発表されたミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ(NEX)のブランド名((ただし、マウントは「Eマウント」))が「α」に
-なったため、「Aマウント」が正式名称として復活した。
+発表されたミラーレスのレンズ交換式デジタルカメラ(NEX/[[Eマウント>用語集/Eマウント]])ブランド名も「α」に
+なったため「Aマウント」が正式名称として復活。
+その後、同社デジタル一眼の主軸はEマウントへ移行。2022年2月をもってボディ・レンズ
+ともに生産終了した。
 
+※ 以下は同マウントの経緯 ※
+
+ミノルタのフィルムカメラ「α-7000」から始まったマウント規格で、当初はレンズ駆動は
+ボディモーターのみだったが、距離エンコーダーへの対応やレンズ駆動モーターへの
+対応など、その時節ごとの機能拡張がなされてきた。
+
+フィルムからデジタルへ主流が移り、同マウント規格のカメラ(デジタル一眼)は
+ミノルタ(コニカミノルタ)からソニーへ譲渡され、自身はカメラ事業から撤退した。
+
+ソニーからも同規格のボディやレンズが多数リリースされてきたが、そもそものルーツが
+フィルム時代のレガシーな規格であり、完全な電子マウントでは無い点やレフ構造を持つ
+マウント規格上、同マウントを使用し続ける限り高速化するにしても小型化するにしても
+自ずと限界は見えていた。
+
+そして2010年、デジタル一眼カメラ専用の「Eマウント」を採用したNEX-5/3が登場。
+このときはAPS-Cサイズのボディ・レンズのみだったが、完全電子マウント化を果たし
+ミラーレス専用としたことで大幅な小型化も実現。後にフルサイズ対応を果たすことで
+ソニー製デジタル一眼カメラの主軸は同マウントへと移行。Aマウント資産については
+最新Eマウント機の使用環境をほぼ制限なく得られる[[マウントアダプタ>accessory/SONY/LA-EA5]]が提供された
+ことで、既存のAマウント機ユーザーに対してもメーカーとしての責務を果たした。
+
+
+こうして役割を終えたAマウントは、2022年2月をもってのボディ・レンズともに
+生産終了した。