lens/minolta/single/STF135mmF2.8(T4.5)
■ STF135mm F2.8 [T4.5]
ボケ味は世界最高とも評される、ミノルタを代表する神レンズの1つで、ソニー版の135mm F2.8(T4.5) STFに該当する。
STFレンズには、ボケの描写を従来と異なる描写とするためにアポタイゼーションフィルターが組み込まれている。
ボケは水彩画のような柔らかく、まるで輪郭を溶かしたような描写になる。ポートレイトレンズとしても好まれるが、2線ぼけにならないため、紅葉や桜、梅などネイチャー写真でも好んで使うユーザも少なくない。
合焦部はまるでマクロレンズのようなシャープな描写となる。最大撮影倍率も1/4とマクロレンズではないレンズとしては大きく撮れる。
アポタイゼーション(APD)フィルターで光量が落ち、光学設計的には開放でF2.8の光量を持つが、実効光量はF4.5相当になる。そのため[T4.5]という表記がされている(T表示は動画レンズで一般的な表記)。口径蝕が発生しない。
αレンズでありながらAFは利用できず、デジタルで利用すると200mm相当の長い焦点距離となるため、性能を引き出すには使用者の腕が要求されるレンズでもある。一方でボケ味の美しさから、AF200mmF2.8Gが35mmフィルム時代に占めていた位置と入れ替わった感もある。
スペック
フィルタ径 | 72mm |
35mm判換算焦点距離(APS-Cボディ使用時) | 202.5mm |
最短撮影距離 | 0.87m(0.25倍) |
絞り羽根 | 自動絞り9枚、手動絞り10枚 (円形絞り) |
フード | 丸形バヨネット式 |
外形寸法(最大径×長さ) | 80mm×99mm |
質量 | 約730g |
その他 | MF専用、1.4x/2xテレコン(初期、II、Dタイプ)使用可能(MF専用) |
外部リンク
作例
- STF開放T4.5
- STF 絞りT5.0付近 α-7D 三脚・レリーズ使用
- STF 絞りF5.6 α-7D
- Aモード 絞り:F4.5/ISO:ZONE HIGH
- 開放T4.5 α-7D
- 開放T4.5 α-7D
- Mモード Bulb撮影 絞りf11 α-7D 三脚・レリーズ使用
- 神輿 α-SD T4.5開放 ISO200
- 木蓮 α-SD T4.5開放 ISO200
コメント
- ピントリングがグリス感あって滑らかです