lens/sony/single/35mm F1.4 G の変更点
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*35mm F1.4 G
2006年10月発売の開放F値1.4を誇る大口径広角[[Gレンズ>用語集/G/GM]]。ガラスモールド[[非球面レンズ>用語集/非球面レンズ]]を採用し、画面のすみずみまで高コントラスト・高解像度の描写を実現。
また広角レンズでありながら、被写界深度を浅くした背景のボケ味の演出や手持ち撮影に効果を発揮。[[フォーカスホールドボタン>用語集/FHB]]や、AF時に回転しないフォーカスリングなど、操作性やホールド性にも配慮してある。
光学系がほぼ共通である[[ミノルタの35mmF1.4G>lens/minolta/single/AF 35mm F1.4 G]]の後継で、[[ADI>用語集/ADI]]調光に対応した[[Dタイプ>用語集/(D)]]レンズとしてコニカミノルタ時代に設計され発売予定となっていたが、コニカミノルタのカメラ事業撤退にともない一旦発売が中止されたという経緯がある。。
実写では、大きな花形フードもあいまってフレアが出にくく、逆光時にも解像感が保たれる印象。F1.4の大口径だけでなく、最短撮影距離0.3mと近接撮影に強いため広角レンズらしからぬボケ味を示す。色収差は残っているがボケ味とトレードオフというところか。色収差は中間絞りまで絞り込むとほぼ消失する印象。歪曲も良好に補正されておりポートレートにも十分対応できるGレンズである。
(以下は未検証の感想なのであくまでも参考程度に)
このレンズには少しクセがあり、α100やα700(APS-C)で絞り開放時に解像感が欲しい場合、ファインダーでピントの位置を周辺のAFセンサーより中央よりに持ってきたほうがよい結果が得られる。これはAF使用時だけでなくMFやDMF使用時にも共通で、AFエリアよりレンズの外側だと描写が甘くなる。意図的に少し甘い描写を狙う以外は避けたほうが無難(MTF曲線でも周辺はやや落ちる)。この傾向は[[Planar T* 85mm F1.4 ZA>lens/sony/single/Planar T* 85mm F1.4 ZA]]も共通。[[Distagon T*24mm F2 ZA>lens/sony/single/Distagon T* 24mm F2 ZA SSM]]と比べて絞り込まないと解像も低く、日の丸構図を避ける傾向にある中級者以上でこのレンズを初めて使う場合は以上の点に注意が必要。
**スペック
|フィルタ径|55mm|
|35mm判換算焦点距離(APS-Cボディ使用時)|52.5mm|
|最短撮影距離|0.3m(0.2倍)|
|絞り羽根|9枚(円形絞り)|
|フード|花形バヨネット式|
|外形寸法(最大径×長さ)|69mm×76mm|
|質量|約510g|
|希望小売価格|197,400円|
|その他|ADI調光対応、FHB、ケース付き|
**外部リンク
-[[ソニーのレンズ紹介ページ>http://www.sony.jp/ichigan/products/SAL35F14G/]]
**作例
-[[α Photographyで作例を表示>http://upload.a-system.net/photo/list/lens_id/43]]
+&example(427){寺院 Sony α100 絞りf4.0 -2/3補正}
+&example(426){寺院 Sony α100 絞り開放 -2/3補正}
**コメント
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+マニュアルで使うとフォーカスリンクが空回りして使いづらいので購入店経由で修理に出したのですが、ソニーは不具合を認めつつも修理不可能だそうです。(こんな欠陥があると知っていたら買いませんでした)これから購入しようと考えている方は要注意です。