accessory/SONY/LA-EA5 のバックアップ
2021-01-18 (月) 15:06:31 のバックアップ(No.7)
■ LA-EA5
AマウントレンズをEマウント機へ取り付けるためのソニー純正
マウント変換アダプタ。
これまでにAPC-Sボディ用のEA1~EA2、フルサイズボディ用の
EA3~EA4が登場しており、奇数番はマウントと電子接点のみの
変換を行う仕様で、偶数番は更にTLM内蔵でボディモーター駆動
レンズでのAF対応も加えた仕様だった。
前者はほぼマウントを延長のみの形状でコンパクト、モーター内蔵
レンズでは像面位相差AFもしくはコントラストAFで動作するが、
ボディモーター駆動レンズはAF動作不可。
後者はボディモーター駆動レンズもAF可能だが、アダプタ内蔵の古い
世代のTLM専用位相差AF(15点)でのみ動作するため、カメラの
像面位相差AFがどんなに刷新されても活用できず、加えてTLMや
駆動部分が嵩張りEマウント機のコンパクトさを大きく損なうという
欠点があった。
本アダプタは奇数番の容積を保ったままボディモーターレンズ用の
駆動部を内蔵。AFはカメラ本体の像面位相差AFで行うよう奇数番と
偶数番の良いとこ取りという仕様になった。
α99IIと比較すると、ボディモーター駆動レンズでの駆動速度や
細かい部分のレスポンスは流石にAマウントのネイティブ機かつ
専用位相差AFを持ちクロス測距も可能な分、α99IIに部があるが、
α7R IVとの組み合わせではミノルタ時代の古いレンズや他社製
レンズなど、ハイブリッド位相差AFが作動しないレンズ(*1)でも
全ての像面位相差AFが使用可能(*2)で、AF追従10コマ/秒の連写や
瞳AFやロックオンAFも使用可能と、α7R IV相当の利便性を
得ることができる。またSSMなどのレンズ内蔵モーターでは
ほぼ遜色のない駆動速度とレスポンスを実現している。
なおフル機能対応はα1とα7 IV、α7R IV、α6600など機種毎に
異なり、旧機種などでは従来の奇数番アダプタと同仕様の動作と
なるので対応状況は要確認。
2022年2月をもってAマウント仕様ボディ・レンズともに生産終了
となったので、本アダプタ+Eマウントボディが実質的なAマウント
活用の後継環境でもある。
*2: Reflex 500mmF8のような元々がレンズ側制約で中央のみAF可能なものは同仕様だが、α7R4+EA5の場合、中央付近の3x3がAF範囲となる