lens/minolta/single/AF20mmF2.8 のバックアップ
2006-03-08 (水) 20:24:41 のバックアップ(No.12)
■ AF20mmF2.8
αレンズ創生期からある単焦点レンズで20mm、24mm、28mmでF2.8の大口径レンズを揃えていた。αレンズの場合、標準ズームに24mm、28mmの広角域を取り入れることを初期から行っていたが、20mmをズーム域に含むことはAF17-35mmF3.5Gまで行われなかった。その意味ではαレンズのなかでの広角レンズの扱いが比較的マイナーなものになりがちだったということが判る。
ただミノルタの広角レンズ群には幾つかの利点があった。
1.非球面レンズを積極的に取り入れることで重量を195g~285gに抑えてある。
2.明るいF値を活かした暗照明の室内撮りとかに適している。
3.最小焦点距離が25~30cmとかなり短く広角マクロが可能である。
以上の特徴は極最近にいたるまでズームレンズでは得られないものであった。
現在の広角レンズの需要が逼迫しているのは、主にデジタルAPS-Cサイズのトリミングによるもので、デジタル一眼レフの発売の遅れたミノルタにとってレンズ開発も後手に回ったまま終了したというのが実際であった。