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lens/sigma/APO 50-500mm F4-6.3 EX DG

APO 50-500mm F4-6.3 EX DG

現行モデルとなるDGは2005年発売(コニカミノルタ用は発売当初ラインナップされておらず、2005年末~2006年初頭にいつの間にやら発売)、メーカー小売希望価格165,000円(税別)、実売価格は11万円代~16万円代。

前身は2000年発売のAPO 50-500mmで光学系は共通。シャープな描写を見せる一方でボケはやや煩く、ある意味αレンズとは対極という点で楽しめる。描写は、αデジタルとの相性が良いのか、高倍率ズームレンズの割に透明感あるすっきりした雰囲気で、歪曲、周辺画質や周辺光量の低下もそれほど目立たない。

リアフォーカス、花形フード付属、ズームロック機構、着脱可能な三脚座(DGなしタイプの三脚座は着脱不可)、そして10倍ズーム等、使い勝手は良い。AFは遅いが合焦精度は高く、私見だが、最近のシグマは本気で侮れないと思わせる出来栄え。大きさ重さを我慢できるならば非常に有用で面白いレンズと言える。

その重量は1840g(シグマ用)からHSMを除いた程度で500レフの3倍弱、大きさも500レフの89×118mmに対して95mm×218.5mmと大きい。ズーム時はレンズが繰り出されて更に巨大になる(外観画像参照)。

フィルタ径86mm、絞りF4.0-22.0(50mm時)で9枚羽根。最短撮影距離は50mm時で100cm、500mm時で300cm。

テレコンの装着は可能(×2EX DGでAF、AS動作を確認)だが、50mm~70mm辺りでは後玉とテレコンが干渉するので使えない点に注意(×1.4は未確認)。

外観

作例(作例は前モデルAPO50-500mmF4-6.3EXによるもの)

  1. 鷺(α Sweet DIGITAL)(500mm、6.3、SS1/640、ISO200)
  2. ススキ(α Sweet DIGITAL)(500mm、6.3、SS1/640、ISO200)
  3. 電車(α Sweet DIGITAL)(170mm、F13.0、SS1/125、ISO200)
  4. W側(α Sweet DIGITAL)(60mm、F8.0、SS1/320、ISO200)