lens/minolta/single/AF 24mm F2.8
■ AF 24mm F2.8
αレンズ群のなかでも24mmという広角域は、初期の段階からズームレンズに取り込まれていたため、広角単焦点レンズの扱いは比較的マイナーなものになりやすい。
しかしながら単焦点レンズなりの良さがあることも確かで、ズームレンズより遙かに軽量で最小焦点距離が短く(0.25m)暗い室内照明でも撮れる(F2.8)というメリットがある。また広角単焦点はズームのように画角でトリミングできない分、画角を身体で憶えて余計なモノが画角に入らないように一歩踏み込んで写すことでダイナミックな絵になる。ボケについては前ボケに2線ボケの傾向があり、フレアは比較的抑えられている。
軽量コンパクトという点では、フィルター径がAF 50mm F1.4 Newと同じ55mmであることからも、このクラスでは最も軽量なものになる。とかく大ぶりになりやすい広角レンズの多いなかで、このレンズの軽量コンパクトな特長を生かして旅行カバンにひとつ忍ばせておくと便利かもしれない。歪曲もそれほど目立たず、APS-Cサイズのデジタル一眼レフの常用・スナップレンズとしても活躍できる。
スペック (AF 24mm F2.8)
レンズ構成 | 8群8枚 |
35mm判換算焦点距離(APS-Cボディ使用時) | 36mm |
絞り羽根 | 7枚 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
フィルター径 | 55mm |
フード | 花形バヨネット式 |
大きさ(最大径×長さ) | φ65.5×44mm |
質量 | 約215g |
付属品 | フード、ケース |
その他 | リアフォーカシング方式 |
希望小売価格 | ¥45,000 |
スペック (AF 24mm F2.8 New)
レンズ構成 | 8群8枚 |
35mm判換算焦点距離(APS-Cボディ使用時) | 36mm |
絞り羽根 | 7枚 (円形絞り) |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
フィルター径 | 55mm |
フード | 花形バヨネット式 |
大きさ(最大径×長さ) | φ65.5×44mm |
質量 | 約215g |
外部リンク
作例
コメント
- T_Sato 2006-04-06 22:48:22
- このレンズはNewMD24/2.8をベースにリアフォーカス化されたレンズで、AFのためのレンズ設計と言う実験的な意味もありました。24-50/4が出たのは2年半後になりますので、しばらくの間は主役級広角レンズだったのです。
- >UserPage/ 2006-11-18 11:16:30
- 小型軽量で歪曲も目立たずボケもいいですが,絞り開放だとかなり甘い描写になると感じました(個体差かもしれませんが)。被写体にもよると思いますが,室内などでの絞り開放での撮影には過大な期待はしない方がいいかも…。
- かるる 2007-04-19 01:27:20
- カリカリにシャープな写りは望めませんが、αらしいしっとりとした写り。αSweetDIGITALと組み合わせれば、36mm相当となり、軽くて手ぶれ補正まで付いた、素晴らしいスナップカメラになります。