lens/sony/std/Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM の変更点
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*Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM
2008年2月1日発表。[[ツァイス>用語集/カールツァイス]]銘を持ついわゆる「2.8通しズーム」。2008年2月15日発売。
回転式のAF/MF切替えスイッチと、その中央に[[フォーカスホールドボタン>用語集/FHB]]を備える。
標準ズームレンズとしては巨大で、Sonnar T* 135mm F1.8 ZAとほぼ同じ大きさ・重量となっている。ピントがきている部分は解像感が高く、またボケ味は中心を残し周辺がにじむように写る描写。F値が異なるもののVario-Sonnar T*DT 16-80mm F3.5-4.5 ZAに近いボケ味という印象である。レンズー被写体ー背景の関係にもよるが概ね何が写っているかある程度判断できるボケが得意で、この点、F値の小さいPlanar T*85mm F1.4 ZAやSonnar T* 135mm F1.8 ZAおよび135mm F2.8 [T4.5] STFが距離によっては判断不能なボケを簡単に演出できるのとは対照的でありSonyとしては描写の住み分けを考えているだろう。
ポートレートではズームの強みによる機動性は勿論、ワイ端でも歪曲はあまり目立たず自然な描写でテレ端はF2.8の中望遠になるので非常に扱いやすい。尚、中間の50mm領域や40mm領域でも解像感にさほど変化はない印象。特に背景を生かしたカットでは綺麗ではあるがある程度判断できる(説明的な)アウトフォーカスになるので、メインの被写体を強調しつつ背景を整理しながら背景を生かすという二律背反した描写が可能である。周辺減光はそれ程目立たない。
ただし大口径レンズの宿命で太陽などの強い光源が直接レンズに入ると若干フレアが発生するので注意が必要。この場合も写りがソフトになるので「レンズの味」としての解釈も可能である。
また、F8まで絞り込むと抜群の解像感を示し、ディテール描写が可能である。CZの理念はどちらかというとこの領域かもしれない。
2014年11月、α7IIの発表会の席でAF高速化と防塵防滴仕様化・ゴースト低減のよる描写力向上を目指した同レンズのII型のアナウンスがされている。
**スペック
|フィルタ径|77mm|
|35mm判換算焦点距離(APS-Cボディ使用時)|36-105mm|
|最短撮影距離|34cm(0.25倍)|
|絞り羽根|9枚(円形絞り)|
|フード|花形バヨネット式|
|外形寸法(最大径×長さ)|83mm×111mm|
|質量|約955g|
|希望小売価格|252,000円|
|その他|ADI調光対応、FHB、SSM、ケース付属|
+|ハイブリッドAF|〇|
**作例
-[[α Photographyで作例を表示>http://upload.a-system.net/photo/list/lens_id/48]]
-[[ポートレート α900 絞りf8 SS=1/100 ISO200 モノブロック2灯 RAW現像 レタッチあり>http://farm5.static.flickr.com/4054/4233922484_240465d65a_o.jpg]]
**外部リンク
-[[ソニーのレンズ紹介ページ>http://www.sony.jp/ichigan/products/SAL2470Z/]]
-[[プレスリリース>http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200802/08-0201C/]]
**コメント
:[[肉感チェイサ->UserPage/肉感チェイサ-]] &size(80%){2010-03-15 23:23:02}: 「カールツァイス」っていうのが名前で商売してる酷いところだと思ってたら、このレンズの発色やコントラスト、ボケ味に感心して17-35mmF3.5G以上のお気に入りとなりました。でも、雰囲気としてはゾナーよりプラナーの方があってるように思いました。
:[[Aswet s>UserPage/Aswet s]] &size(80%){2013-10-15 22:09:57}: ブログ「エンジニアの嗜み」より, このレンズの特許 (特開2008-089991、特開2008-089990)においてコニカミノルタの技術者が関わっているようです。しかも1635ZAと同じ方です。