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body/sony/ILCA-77M2 のバックアップ

2014-05-21 (水) 16:18:01 のバックアップ(No.18)

*α77II

2014年6月発売。24Mピクセル(2400万画素)センサー搭載。[[α77>body/sony/slt-a77]]の進化版の後継機。
ボディ単体と[[DT 16-50mm F2.8 SSM>lens/sony/dt/DT 16-50mm F2.8 SSM]]が付属するレンズキットがある。

**特徴
外観はα77を踏襲しているが、位相差センサーに79点AFを搭載。世界最多を謳っている((※クロスセンサーは中央付近の15点、中央のみF2.8対応。APS-C専用ズームレンズなど、一部のレンズでは一回り小さい61点になる模様、また、[[500mm Refex>lens/sony/single/500mm F8 Reflex]]ではレンズ側の制約で中央1点のみとなる))。
機能面では[[α99>body/sony/slt-a99]]に準じ、[[AFレンジコントロール>用語集/AFレンジコントロール]]や[[miシュー>用語集/miシュー]]を搭載しているが、受像センサ上の
像面位相差センサーが無いため[[デュアルAF>用語集/デュアルAF]]システムや[[AF-D>用語集/AF-D]]モードは搭載されておらず、
[[サイレントマルチコントローラー>用語集/サイレントマルチコントローラー]]も搭載されていない。
[[α58>body/sony/slt-a58]]とは異なり[[マルチ端子>用語集/マルチ端子]]のほか従来のリモート端子も装備している。

コマ速は最大12コマ/秒と従来機から変わっていないが、バッファメモリがファインJPEGで
60枚、エクストラファインでも53枚と大幅に増加(従来機は17~13枚)。バッファ開放も大幅に
高速化しAF測距動作などの全体的な動作も機敏になるなど、このあたりは[[BIONZ X>用語集/BIONZ]]搭載の
恩恵かもしれない。

またゾーンAFが従来の3点から9点に増加しAF追従感度設定も従来の2段階から5段階へ
変更。目にピントを合わせる瞳AF機能や、シャッター制御にフォーカス優先・レリーズ優先
の他、両者の中間を狙ったバランス重視を追加。小絞り時の影響を抑える回折低減処理
の搭載やシャッターボタン半押し時のファインダー/LCDへの手ブレ補正オフ・オンの搭載。
従来の追尾フォーカスから機能強化された[[ロックオンAF>用語集/ロックオンAF]]や撮影時のブラックアウト時間の
短縮、モードダイヤルへのロック追加などなど、従来機からの変更・改善は多岐に渡る。

起動については[[α55>body/sony/slt-a55]]やα99を既に使っていれば全然気にならないレベルだと思う。

なお2014年11月20日に開催された[[α7II>body/sony/ILCE-7M2]]の発表会の席で、AF高速化と[[XAVC S>用語集/XAVC S]]対応を
2014年12月末までに行う旨のアナウンスがされ、バージョンアップ版ファームウェアが
現在公開されており、AF高速化についてはAFを高速化したレンズ(いわゆるII型など)で
顕著な効果が表れている。

**欠点

新たにAマウント機で初めて[[Wi-Fi/NFC>用語集/Wi-Fi/NFC]]に対応し、スマホとの連携が手軽になったが、
代わりに元々あったGPS機能は省略されている。連続撮影優先AE時の絞りの制限は
前モデルから変わっていない。また、単独のAF補助光は無くなりフラッシュとの併用に
なった。

メモリカードがシングルスロット仕様なのは従来通りで本モデルでも変わっていないが、
バッファメモリが大幅に増えバッファの開放時間も大幅に短縮したので、ここはダブル
スロットにして欲しかったかもしれない。

バッテリは従来同様NP-FH500Mを採用し縦位置グリップも従来品を使用しているが、
撮影枚数は従来機より若干低下している。実際バッテリの持ちは良くない。

また防塵防滴仕様を引き続き採用しているが、ボディへのマグネシウム合金使用は
本モデルはリアカバーのみとなっている模様。(※ただしこれが元による重量増には
なっておらず、その分(?)ボディ価格もα77より低めの設定)

**外部リンク
-[[ソニーの製品情報>http://www.sony.jp/ichigan/products/ILCA-77M2/]]

**作例
-[[α Photographyで作例を表示>http://upload.a-system.net/photo/list/model_name/ILCA-77M2]]