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用語集/トランスルーセントミラー のバックアップ

2010-11-06 (土) 13:47:07 のバックアップ(No.58)


トランスルーセントミラー

α55/33から採用された半固定式透過光ミラーのことで、正式には「トランスルーセントミラー・テクノロジー(Translucent Mirror Technology)」と呼ばれる。α550以降のAマウント機は基本的にトランスルーセントミラー機である。

従来型の一眼レフで使われているクイックリターン式ハーフミラーとは違い、可動ミラーを持たないことで位相差AFセンサーと撮像素子の両方に対して常に光を送ることが可能となっている。これにより、常時位相差AFを動作させることでエントリークラスでも(いわゆる)プロ機並みの高速AF撮影/連写が実現された。可動ミラーが存在しないのでミラーショックによるブレも発生しない。ちなみにミラーと呼ばれているが、ガラスではなく特殊な加工を施されたフィルムである。

原理的にはキヤノンのEOS RT/EOS-1N RSで採用されたペリクルミラーに似ているが、それとは違い光学ファインダーではなく電子ビューファインダー(EVF)を採用している。

当初はAマウント機のみに搭載していたが、Eマウント用のマウントアダプターにも搭載(未搭載の普通のマウントアダプターもあり)。センサー類によりマウントアダプターにしては嵩張るが、レンズ駆動モーターを内蔵してるため、位相差AFによる高速AFをボディモーター駆動のAマウントレンズでも可能にしている。

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