lens/minolta/tele/AF70-210mmF4
■ AF70-210mmF4
1985年のα創生期に出されたレンズ。後に出されたF値3.5-4.5、4.5-5.6は軽量化&コストダウンされた別物。AF75-300mmと比べても重くて長い鏡筒(*1)だが、F4通しで使えズーム時に鏡筒の長さがまったく変わらない設計がされている。そのため従来の評価では、新しいF4.5-5.6のほうが軽くてそこそこ写りも良い望遠ズームとして好意的に受け止められていた。
ディスコンとなって10年以上も経つ古いレンズだが、α-7Dのムック本で紹介され再び注目を浴びた。この時期のレンズは一般的に周辺部の収差や解像度が落ちるが、デジタルAPS-Cで使った場合はこの欠点が見えにくくなる。このレンズでも絞り開放からシャープな写りをみせるうえ、35mm換算でテレ端315mmをF4通しで使えるというお徳用レンズに生まれ変わった。
スペック
レンズ構成 | 9群12枚 |
35mm判換算焦点距離(APS-Cボディ使用時) | 105~315mm |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | F32 |
最短撮影距離 | 1.1m |
最大撮影倍率 | 0.26倍 |
フィルター径 | 55mm |
フード | 丸形スナップ式 |
大きさ・質量 | φ72.5×152mm, 695g |
その他 | インナーズーム |
付属品 | フード |
ケース | LH-1037 |
定価 | \62,000 |
外部リンク
作例
コメント
- T_Sato 2007-06-12 16:17:49
- ズーミング時の全長は”まったく”変わりません。フォーカシング時のみ前玉を繰り出します。また、周辺で画質が落ちるのは意図的にやってる訳ではなく、普通に作ればどうしてもそうなります。これは別にミノルタに限った訳ではなく、他社のレンズも普通にそういう特性になっていますし、ミノルタが極端という事例も見たことがないです。周辺まで画質をほとんど落とさないレンズは”神レンズ”と呼ばれるごく一部の高性能レンズだけでしょう。(例:300/F2.8 SSM)
- A Davidson 2008-01-02 22:07:25
- T_Satoの言うとおりです,
- SAL70210 2008-10-31 21:29:53
- 初期のαレンズはレンズ周辺部の収差や解像度が落ちる設計がされている>こういう記述は、ソースを明示しないと根拠として成立しません。憶測や思い込みで記述しない方がいいかと。
- トラッチ 2009-01-14 19:08:02
- α700で使用しました。色収差をほとんど感じませんし、解像感もよいと思います。点光源は口径食の影響がありますし、絞りの影響でF4.5より絞った場合はカクカクしたものになってしまいます。後は、でかいのがやや難点でしょうか?
- トラッチ 2009-01-14 19:19:20
- ↑すみません。点光源はボケの話でした。私のおつむのほうがボケてました。
- ハオハオ 2009-12-16 21:51:53
- とても良いレンズだと思います。α700で使ってビックリしました。
*1: 通称茶筒
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