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AF SOFTFOCUS 100mm F2.8

1994年11月発売。フローティング機構でレンズの球面収差をコントロールすることによってソフトフォーカス撮影を可能にする中望遠レンズ。専用の機構を組み込んだSTFには及ばないものの、αレンズの中でも特にボケ味にこだわったレンズである。

STF以前のαレンズの中で開放から口径食が発生しない*1のは唯一このレンズのみであったことからも、それをうかがい知ることができる。*2

ソフトフォーカスのレベルは0-3の間で設定でき、0・1・2・3の各位置にはクリックストップが付いているが、無段階での調整が可能となっており、絞りとの組み合わせで多様なソフト効果を楽しむことができる。

ソフトを0にして通常の中望遠レンズとして使用しても、コントラストが抑えられたおとなしめな色味ではあるが、繊細でシャープな写りが上述のボケ味と相まって上品でしっとりとした描写を得られる。

スペック

フィルタ径 55mm
35mm判換算焦点距離 150mm
最短撮影距離 0.8m(0.17倍)
絞り羽根 9枚(円形絞り)
フード 丸形スナップ式
外形寸法(最大径×長さ) 71.5mm×78mm
質量 約440g

外部リンク

作例

  1. 猫 α-SD f2.8開放 SOFT:0
  2. 神社 α-SD f2.8開放 SOFT:0
  3. 神社 α-SD f2.8開放 SOFT:1
  4. イルミネーション α-SD f2.8開放 SOFT:1.0
  5. F2.8でのSOFT効果比較 (α Sweet DIGITAL)
  6. F2.8 ISO200 SOFT:0(α Sweet DIGITAL)

コメント

*1: 35mm銀塩一眼レフ使用時。
*2: 現時点において開放から口径食が発生しないαレンズはSTFとこの100SOFTの2本。
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