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 *α230
 
 2009年 6月25日発売。α100→α200と続いたソニーαの入門機との位置づけだが、実質的に見ればこの入門機の流れはα300系に継承され、本機はソニーαの従来の入門機グレードの更に下を受け持つ最廉価モデルとして登場。
 
-建前上の先代モデルであるα200と較べると、記録媒体がCFからSDカード(SDHC対応)/メモリースティックDUOの2スロット(※スイッチ切替えによる排他使用。同時利用は不可)になったこと、大幅な軽量化が図られたことのみがメリットである。逆に失ったものは多く、ボディ背面十字キーによる測距点選択機能の省略、プログラムモード時のプログラムシフト機能の省略、クリエイティブスタイル選択機能の省略、AEロックボタンの省略などなど、インターフェース面や機能面でデジタル一眼レフの常識的な水準から遙かに後退し、ネオ一眼を飛び越してコンデジレベルのものとなってしまった。これらはα230だけではなくα330やα380など、いわゆる+30シリーズに共通するものであり、カスタマイズ機能も無かったことから他メーカーユーザーの失笑およびαファンの深い深い失望を喚起した。
+建前上の先代モデルであるα200と較べると、記録媒体がCFからSDカード(SDHC対応)/メモリースティックDUOの2スロット((※スイッチ切替えによる排他使用。同時利用は不可))になったこと、大幅な軽量化が図られたことのみがメリットである。逆に失ったものは多く、ボディ背面十字キーによる測距点選択機能の省略、プログラムモード時のプログラムシフト機能の省略、クリエイティブスタイル選択機能の省略、AEロックボタンの省略などなど、インターフェース面や機能面でデジタル一眼レフの常識的な水準から遙かに後退し、ネオ一眼を飛び越してコンデジレベルのものとなってしまった。これらはα230だけではなくα330やα380など、いわゆる+30シリーズに共通するものであり、カスタマイズ機能も無かったことから他メーカーユーザーの失笑およびαファンの深い深い失望を喚起した。
 
 結果として本機は軽いだけが取り柄のミソッカスとなり、不人気も極まって1年をまたずして生産終了となった。
 
 とはいえ、キヤノンAE-1やオリンパスOM-30など30年前のAEカメラを使っているつもりで本機を使用するならば、その軽さや取り敢えず(あまり信用出来ないとはいえ)AFが動くこと、SDHCカードにデジタルデータを吐くことは大きなメリットであり、充分に技術がある撮り手であれば、素晴らしい作品を制作することも不可能ではない。
 
 **商品構成
 -ボディ単体「DSLR-A230」
 
 **スペック
 |画素数・撮像素子|有効画素数1020万画素、APS-CサイズCCD|
 |ダストリダクション|帯電防止コート、イメージセンサーシフト駆動|
 |記録媒体|SDHC、メモリースティック デュオ|
 |手ブレ補正|イメージセンサーシフト方式、約2.5~3.5段|
 |ファインダー|ペンタダハミラー、スフェリカルアキュートマット|
 |視野率|95%|
 |倍率|0.83倍|
 |シャッター速度|1/4000~30秒、バルブ|
 |連続撮影速度|最高約2.5枚/秒|
 |液晶モニター|2.7型23万ドット クリアフォト液晶|
 |内蔵フラッシュ|自動ポップアップ|
 |大きさ(幅×高さ×奥行)|約128×97×67.5mm|
 |質量|約450g(電池・記録メディアなど含まず)|
 
 **外部リンク
 -[[ソニーの製品情報>http://www.sony.jp/ichigan/products/DSLR-A230/]]
 
 
 **作例
 - [[α Photographyで作例を表示>http://upload.a-system.net/photo/list/model_name/DSLR-A230]]
 -[[キットレンズ使用での撮影例>http://www.flickr.com/photos/54273316@N04/5047599086/]]
 -[[キットレンズ使用での撮影例>http://www.flickr.com/photos/54273316@N04/5035668166/]]