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 *α-7700i
-α-7700iはミノルタが満を持して投入したAF一眼レフ第2世代モデル。デザインを担当したのは、有名なハンス・ムート氏。裏蓋には「自然と撮影が行えるよう」独特の模様が施してあるほか、当時としては斬新なエルゴノミックデザインの走りとしてグリップの形状、撮影時に自然な角度から覗くことができる液晶ディスプレイ、リセットボタンも兼ねて設けられたPボタンや親指で押しやすくできているスポット測光ボタンなど、後のαシリーズの基礎となった。
+α-7700iはミノルタが満を持して投入したAF一眼レフ第2世代モデル。デザインを担当したのは、スズキ・カタナのデザインなどで有名なハンス・ムート氏。裏蓋には「自然と撮影が行えるよう」独特の模様が施してあるほか、当時としては斬新なエルゴノミックデザインの走りとしてグリップの形状、撮影時に自然な角度から覗くことができる液晶ディスプレイ、リセットボタンも兼ねて設けられたPボタンや親指で押しやすくできているスポット測光ボタンなど、後のαシリーズの基礎となった。
 
 AFエリアが大幅に拡大されて「ワイドエリアAF」と呼ばれており、世界で先駆けて、動体予測オートフォーカスを実現し話題を呼んだほか、AFセンサー感度がF8対応となったため、
 同時に世界で唯一のAF対応の「[[AFレフレックス500mmF8>lens/minolta/single/AF Reflex500mmF8]]」を同時に投入した。
 また、ラインナップされていたAFレンズも、ズームレンズを中心にゴムローレットのデザインが変更。
 さらにセット販売目的で従来のAF35-70mmF4に代わり、大幅な小型軽量化に成功したAF35-105mmF3.5-4.5(New)レンズを投入した。
 
 また、「インテリジェント・カードシステム」もこの機種から採用された。これはプロカメラマンの撮影データを元に製作された拡張機能カードのことで、カメラのプログラムAEのアルゴリズムを強化し、よりシーン別に特化した設定をカメラ側で行ってくれるという、後のキヤノンEOSの「アートコード・システム」も現れるように、初心者が誰でもいい写真が簡単に撮影できるように自分で撮りたい写真にあわせてカードを選べるものだった。
 
 フラッシュシステムも変更され、ミノルタ独自の接点([[オートロックアクセサリーシュー>用語集/オートロックアクセサリーシュー]])を最初に採用していて、サードパーティー製品を締め出す格好となったが従来のフラッシュが使えるようにアダプターも用意されていた。
 
 優秀なファインダーも受け継がれており(後継機のα-8700iよりもファインダー倍率は良い)、マニュアルフォーカスもスムーズに行えるのと、AFセンサーの性能が高くまだまだ現役でも通用するほど、発売当時では考えられなかったほど高水準のテクノロジーを集めたハイスペック一眼レフであった。