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*α9000
新技術の集大成として登場したα7000との同時開発で、敢えて従来のインターフェースを重視して作られたボディがα9000である。
アルミダイキャストフレーム、真鍮のボトムカバー、1/4000s(x:1/250s)シャッター、スポット測光、プレビュー機能、5コマ/sのモータードライブ装着可能、そしてワンショットAFだったα7000に対して、コンティニュアスAFを搭載。いわゆるフラッグシップの位置付けとなるボディの登場はX-1motor以来久々の出来事であった。
巻き上げレバーはあるものの、シャッターユニットのバネが強力になったため感触は良くない。巻き戻しクランクの方は測光切替ダイヤルを引き出す凝ったギミックとなっており、一見の価値あり。ただし、電動の巻き上げ機構を内蔵しなかったため、バッテリーは単三電池2本使用となったが、これはAFの作動感に大きく影響してしまった。単純にレンズのフォーカスリングを回す力は単三または単四電池4本を使うα7000よりも明らかに遅く弱々しい。
しかし、当時思い浮かぶハイスペック(もちろんAF含む)の全てを盛り込んだα9000は魅力的且つ頼りになるボディであったことは間違いない。
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