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用語集/Xi のバックアップ

2014-06-20 (金) 13:17:15 のバックアップ(No.17)


Xi

ミノルタのAマウントフィルムカメラ時代にフルオートを目指して開発された一連の

ものの呼称。ボディでは型番の末尾に「Xi」が付き、レンズは「Xiレンズ」と呼ばれ

ていた。

ボディ側ではカメラを構えたときには測距動作が完了している(ことを目指した)

アイスタートAFや、グリップを握ったことを検知するグリップセンサーなどが登場し、

レンズ側では人物像などから最適(と思われる)画角に自動的に電動でズームする

Xiレンズが登場。メーカーはこれらを通して「ゼロタイムオート」を謳っていた。

しかし一眼レフ機を購入するような人たちはそこまでの自動化は望んでおらず、

またボディ・レンズともに手動操作がし辛く(ボディでは殆どの機能がメニューで

呼び出す方式なのに今のような背面LCDやGUIは無く、マニュアルフォーカスすら

ズームリングを引いて電動で行うので、フォーカスリングがレンズに無かった。)、

透過液晶ファインダーを備えた上位機種ほどファインダーが暗くて見辛い仕様

だったため、市場にはあまり受け入れられなかった。

いづれもフルオートを目指して開発されたものだが、Xi以降の後継機では例えば

アイスタートAFにスイッチが設けられオフが基本な時点で全てを物語っていると

思う。電動ズームにしてもソニーEマウントパワーズームと異なり静止画用の

動作音がするものなので、動画撮影には向いていない。

また、Xiズームの自動的に画角を調節する機能は当然だが保証されない。

後年は操作系が判り易いものに改められXiレンズで開発されたものが非Xi化

されたり、アイスタートAF用センサーがデジタルボディのファインダー/LCDの

切替えに使われたりしている。

※ちなみにデジカメにDimage Xiというのも存在するが、それとは関係無い。