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用語集/APS-C のバックアップ

2014-08-13 (水) 14:34:33 のバックアップ(No.1)


APS-C

受像センサーのサイズ規格のことで、フィルム時代のAPSカメラで用いていた

フィルムのサイズに近いのでこう呼ばれている。35mmフルサイズに対し一回り

小さいが連写性能は高い。レンズの焦点距離*1を1.5倍することで、フルサイズ

相当の焦点距離となる。

ちなみに1インチや1/1.7インチ、1/2.3インチもセンサーサイズの規格で、後者ほど

APS-Cに対して小さなセンサーサイズになる。

コンパクト機と比べると高画質で高感度に強く、ボケ量が大きくなるので表現の幅が

広がる反面、同じ絞り値でもボケ量が大きくなるので、同じくらいの被写界深度

(ピントが出ている範囲)を得ようとすると、より絞り込む必要が出てくる(その分

シャッター速度が下がるか感度が上がる)ので注意が必要。

APS-Cセンサーサイズ用でレンズを作った場合、35mmフルサイズ用レンズと比べ

センサーサイズが小さいのでレンズを小さくでき、周辺部分の解像落ちや減光を

少なくできるメリットがある反面、性能面や広角時の焦点距離をフルサイズ相当に

したい場合、より高性能・広角なレンズが必要になるデメリットもあるので、一概に

有利とは言えない。

なおニコンなどとキヤノンでAPS-Cサイズという同じ呼称でも若干サイズが異なり、

後者の場合は焦点距離の1.6倍がフルサイズ相当の焦点距離となる。

*1: 単焦点レンズでは××mm、ズームレンズでは××-○○mmなどと表現されている。