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用語集/Xi の現在との差分

2014-06-20 (金) 13:17:15 の現在との差分(バックアップNo.33)

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 *Xi
 
-ミノルタのフィルムカメラ時代にフルオートを目指して開発されたもの。
+フィルムカメラ時代のミノルタα第3世代目にフルオートを目指して開発された
+一連のものの呼称。ボディでは型番の末尾に「Xi」が付き、レンズは「Xiレンズ」と
+呼ばれていた((恐らく「eXtended intelligenceの略))。
 
-ボディ側ではカメラを構えたときには測距動作が完了しているアイスタートAFや、
-グリップを握ったことを検知するグリップセンサーなどが登場し、レンズ側では
-人物像などから最適「と思われる」画角に自動的に電動でズームするXiレンズが
-登場。メーカーはこれらを通して「ゼロタイムオート」を謳っていた。
+ボディ側ではカメラを構えたときには測距動作が完了している(ことを目指した)
+「アイスタートAF」や、グリップを握ったことを検知するグリップセンサーが登場。
+レンズ側では人物像などから最適(と思われる)画角に自動的に電動でズームする
+「オートスタンバイズーム」に対応したXiレンズが登場。メーカーはこれらを通して
+「ゼロタイムオート」を謳っていた。
 
-しかし一眼レフ機を買うような人たちはそこまでのフルオートは欲しておらず、
-ボディ・レンズともに手動操作がし辛い仕様(ボディでは殆どの機能がメニューで
-呼び出す方式なのに今のような背面LCDやGUIは無く、マニュアルフォーカスすら
-ズームリングを引いて電動で行う=フォーカスリングが無い)だったため、あまり
-市場には受け入れられなかった。
+しかし一眼レフ機を購入するような人たちはそこまでの自動化は望んでおらず、
+カメラが勝手にオートフォーカスやズームを操作すると捉えられ不評を買った。
+また、ボディ・レンズとも手動操作がし辛い仕様((ボディは殆どの機能がファンクション方式なのに背面LCDのようなものが無く、Xiレンズもマニュアルフォーカスは操作リングすら無く鏡筒のズームリングを引いて電動の上下操作で行う仕様で、現在のバイワイヤ方式のような細かな操作ができるものでは無かった))で、透過液晶ファインダーを
+備えた上位機種ほどファインダーが暗くて見辛くなる仕様だったことも災いし、
+当時の市場からは受け入れられなかった。
 
-いづれもフルオートを目指して開発されたものだが、後年は操作系が判り易い
-ものに改められたり、Xiレンズで開発されたものが非Xi化されたり、アイスタート
-AF用のセンサー配置がデジタルボディのファインダー/LCDの切替えに使われ
-たりしている。
+いずれもフルオートを目指して開発されたものだが、Xi以降の後継機では例えば
+アイスタートAFにスイッチが設けられオフが基本な時点で全てを物語っていると
+思う。電動ズームにしてもソニー[[Eマウント>用語集/Eマウント]]の[[パワーズーム>用語集/PZ]]と異なり静止画用の
+動作音がするものなので、動画撮影には向いていない。
+また、Xiズームの自動的に画角を調節する機能は当然だが今の機械では保証
+されない。
 
-※ちなみにデジカメにDimage Xiというのも存在するが、それとは関係無い。
+後年は操作系が判り易いものに改められXiレンズで開発されたものが非Xi化
+されたり、アイスタートAF用センサーがデジタルボディのファインダー/LCDの
+切替えに使われたりしている。
+
+なお後年登場した同社コンパクトデジカメにDimage Xiというのも存在するが、
+こちらとは一切関係無い。