用語集/STF の現在との差分
2014-05-28 (水) 14:43:51 の現在との差分(バックアップNo.4)
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*STF スムース・トランス・フォーカスの略で、アポダイゼーション光学エレメントにより 前ボケ/後ボケを問わず、なめらかで理想的なボケ味を得られる。 これによりピントの来ている面のキレのある描写・被写界深度外のなめらかな ボケ味を演出することができる。 + +135mm F2.8 (T4.5) STFの場合、絞り優先やプログラムなどのAEでも撮影 +可能な作りだが、STFの効果が得られるのは絞り開放から1段分のようで、 +その間については実絞りになるが、手動による完全円形の絞りの操作も +可能な造りになっている。 欠点として前述の光学エレメントにより実際にレンズを通過する光の量が 減少する点があり、Tナンバー併記(数値はF値と互換性あり)で実際の -レンズの明るさを表している。 - -絞り優先やプログラムなどのAEでも撮影が可能な作りだが、STFの効果が -得られるのは絞り開放から1段分のようで、その間については実絞りになるが -手動での絞り操作が可能になっている。 +レンズの明るさを表している。単焦点レンズでも安価なズームレンズ並の +明るさで、実絞り状態では更に暗くなる。それなのにピントの合う範囲は +F値通りのため、光学ファインダーの一眼レフ機では苦労させられるが、 +表示内容に実際の露出結果を反映し、部分拡大やピーキング表示も +可能な[[TLM>用語集/トランスルーセントミラー]]機のEVFではあまり気にならない。 -単焦点レンズでも安価なズームレンズ並の明るさで、実絞り状態では更に -暗くなる。それなのにピントの合う範囲はF値通りのため光学ファインダーの -一眼レフ機では苦労させられるが、表示内容に実際の露出結果を反映し、 -部分拡大やピーキング表示も可能なEVFではあまり気にならない。 +またフィルム全盛だった頃はアポダイゼーション光学エレメントを採用した +レンズでは位相差AFセンサーで被写体エッジが検出できず、デジカメで +用いられるコントラストAFも無かったため、135mm F2.8 (T4.5) STFは +マニュアルフォーカス専用レンズとなった。 -また被写体のエッジが出なくなるため位相差AFが出来なくなる。既存の -STFレンズがマニュアルフォーカス専用なのもそのためである。 +Eマウントの[[FE 100mm F2.8 STF GM OSS>lens/sony/fe/single/FE 100mm F2.8 STF GM OSS]]ではAFが可能となっている。