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用語集/ハイブリッド位相差検出AFシステム のバックアップ

2016-12-28 (水) 21:29:38 のバックアップ(No.2)

*ハイブリッド位相差検出AFシステム

[[α99II>body/sony/ILCA-99M2]]に搭載されたAFシステムで、[[トレンスルーセントミラー>用語集/トランスルーセントミラー]]を介し駆動される
単体の位相差AFセンサー(79点測距)と、受像素子上の像面位相差センサー
(399点測距)の双方を同時駆動することでより広範囲での位相差AFを実現((像面位相差AFセンサーは画面中の殆どの領域をカバーしており、APS-C専用レンズ装着時やスマートテレコン使用時(x1.5以上)は画面全体がカバーされる))し、
なおかつ動体への追従性を大幅に高めたもの。

α99IIの場合、79点測距の位相差AFセンサーは単体でも中央付近15点クロス
測距、中央F2.8・EV-4対応のスペックを持っているが、像面位相差AFセンサーも
併用することで79点すべての測距点でのクロス測距を可能にし(("ハイブリッドクロス測距点"と呼称される))、さらに単体の
位相差AFセンサー以上の領域も像面位相差AFセンサーでAFを可能にしている。

[[α99>body/sony/slt-a99]]の[[デュアルAF>用語集/デュアルAF]]と似ているが、位相差AFセンサーでの測距情報を像面位相差
AFセンサーで補完するように動作する点、[[AF-D>用語集/AF-D]]モードでしかデュアルAFが動作
しない点と異なり、シングルAFやAF-A(AFオート)でも常に双方のAFセンサーが
動作する。またα99ではクロス測距には使用されない。

対応レンズはソニー純正Aマウントレンズのみ((マクロ(D)レンズなど、現ソニー製品の基本仕様がミノルタ時より変更されて無いものを一部除く))で、ミノルタ時代の旧レンズや
他社レンズには対応せず、単体の位相差AFセンサーのみとなる点はデュアルAF
などと同様。測距点も一回り小さい61点測距となる。

また、位相差AFセンサーと像面位相差センサーを同時駆動する動作仕様上、
Eマウント機は対応しておらず、現状では[[TLM>用語集/トランスルーセントミラー]]内蔵のマウントアダプタでも
対応していない。

**外部リンク
-[[ハイブリッド位相差AF検出システム(ソニー)>http://support.d-imaging.sony.co.jp/support/ilc/products/ilca-99m2/ja/]]