フレアカッター のバックアップ
2008-05-22 (木) 12:40:08 のバックアップ（No.1）
ズームレンズではレンズが胴鏡内で前後するので内部反射防止の植毛を施そうとしてもどうしても出来ない部分が出来てしまう。 内部反射に徹底的にこだわったミノルタαレンズとて「フローティングマウント」という斬新なアイデアで可能な限り植毛を施しているが それでもほんの少し施せない部分ができる場合ができてしまう。 そこで考え出されたのが「フレアカッター」である。 これは絞りの前に絞りと連動して動く一回り大きい絞り羽根を配置して余分で有害な反射光を防ぐ機構である。 特にAF28-70mmF2.8Gではズームによって前後させることにより有害な反射光を完全にシャットアウトする事に成功した世界で唯一のレンズである。 ミノルタのαレンズは他と比べて有害なフレアが非常に少ないがこういった技術やアイデアの地道な積み重ねがあってこそなのである。
