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2013年7月発売。ツァイス銘をもつ50mmF1.4で超音波モーター（SSM）駆動、防塵防滴仕様。

回転式のAF/MF切替えスイッチと、その中央にフォーカスホールドボタンを備える。

最近発表されたツァイス設計のOtus55mmF1.4と比べると描写がかなり柔らかいので、

同じソニー版のPlanar T* 85mmF1.4 ZAの50mm版かもしれない。

焦点距離的にもスタンダートのためフルサイズ機では扱いやすいがやや重たいのが難点。

Planar T* 85mm譲りの精密な描写とボケ味を50mmでほぼ無音かつ高速に楽しめるが、

その反面ボディモーター駆動のノーマル仕様50mmF1.4に比べ3倍の値段差と倍の重量差が

あるため、それを許容できるか否かが判断基準になると思う。（前者は55mmのフィルタ径で

ボディ駆動、本レンズは同72mmかつSSM駆動なので要は使い分けだろうが）

鏡筒本体は金属仕上げで質感もいいが、レンズフードはプラスチック製で植毛もないため

見栄えはあまり良くない。同社のPlanar T* 85mmの金属製フードが一応は取り付け可能

（逆付け可能でケラレも無い）だが、こちらはアクセサリーとしては他のレンズフードと同様

生産終了品の模様。

同社のDistagon T*24mmのフードも取り付け可能らしいが、より広角になる焦点距離からして

その効果は薄いかも知れない。