body/2nd/α-3700i のバックアップ
2007-06-12 (火) 15:26:34 のバックアップ（No.10）
α-3700iはビギナー向け小型軽量機として登場し、プログラムAE専用機として
割り切ったボディはボタンの類がほとんど無いシンプルな操作系となっている。
この機種ではペンタプリズムではなくルーフミラーが採用され、ボディの小型化に
貢献してはいるが、代わりに暗く見づらいファインダーとなってしまった。
外付けの専用小型フラッシュD-314i/D-316iが用意されており、いずれも電源を
ボディ側から供給することで薄く軽く仕上げられている。3700iはボディ内蔵型フラッシュ
へ移行する直前の製品であり、その後に発売されるα-5700iは3700iをベースとして
フラッシュ内蔵＆多機能化を行っている。
また、3700iとのカップリング用に設計されたレンズ２種（35-80/F4-5.6と
80-200/F4.5-5.6）が用意され、いずれも小型軽量でスライド式のレンズキャップ
装備となっている。
この機種から上位機種のフレーム利用によるコストダウンは止めて、根本から
廉価機種として設計する方式に変更された。そのため、大幅なコストダウンが進み
ユーザーの裾野は広がっていくが、メーカーが目論んでいた上位機種への移行は
期待通りには行かず、ただ安い機種やレンズが売れてお終いという状況が形成
されていく。結果として市場は二極分化が進み、高級ボディ＆レンズ群と、セット売り
且つほぼ売り切りの安物ボディ＆レンズ群に分かれていった。
