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用語集/ハイブリッド位相差検出AFシステム のバックアップ

2016-12-28 (水) 21:29:38 のバックアップ(No.7)


ハイブリッド位相差検出AFシステム

α99IIに搭載されているAFシステムで、単体の位相差AFセンサー(79点測距)と、

受像素子上の像面位相差センサー(399点測距)の双方を同時に駆動することで

より広範囲での位相差AFを実現*1し、かつ動体への追従性を大幅に高めたもの。

α99IIの場合、79点測距の位相差AFセンサーは単体でも中央付近15点クロス

測距、中央F2.8・EV-4対応のスペックを持っているが、像面位相差AFセンサーも

併用することで79点すべての測距点でのクロス測距を可能にし*2、さらに単体の

位相差AFセンサー以上の領域も、像面位相差AFセンサーでAFを可能にしている。

α99デュアルAFと似ているが、位相差AFセンサーでの測距情報を像面位相差

AFセンサーで補完するように動作する点と、AF-DモードでしかデュアルAFが動作

しない点と異なり、シングルAFやAF-A(AFオート)でも常に双方のAFセンサーが

動作する。

対応レンズはソニー純正レンズのみで、ミノルタ時代のレンズや他社レンズには

対応せず、単体の位相差AFセンサーのみとなる点はデュアルAFなどと同様。

測距点も一回り小さい61点測距となる。

*1: 像面位相差AFセンサーは画面中の殆どの領域をカバーしており、APS-C専用レンズ装着時やスマートテレコン使用時(x1.5以上)は画面全体がカバーされる
*2: "ハイブリッドクロス測距点"と呼称される