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lens/minolta/std/AF35-70mmF4 の復元

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*AF35-70mmF4
1985年のα7000発売と同時に出された入門用の標準ズームレンズ。
AF24-50mmF4、AF70-210mmF4と合わせて初期AFレンズのF4トリオとも言われる。
2倍ズームながら単焦点と同等のコンパクトな鏡筒となっている他、
70mmより先はマクロスイッチ切り替えでマクロ撮影できる仕掛けが付いている。
マクロではズームリングでフォーカス調整するMF操作となる。
マクロでは最短撮影距離30.3cm、倍率1:4に変わる(通常は100cm、1:14.3)。
こうしたギミックな機構は1980年代のMFレンズにもあったもので一種の流行である。
画質はレトロな雰囲気のする無理のない描写で、画像にシャープさを求めるよりは
むしろ構図を鷲づかみするような骨太な描写が面白い。マクロもほどほどに使える。
デジタルAPS-Cでは焦点距離52-105mmなのでAF24-50mmF4に比べ多少使いにくい。
1993年にAF35-70mmF3.5-4.5が発売されたがコストダウンされた別設計のレンスである。

フィルタ径:49mm 絞り羽根:7枚(非円形絞り) 円形フード付属

**作例
-[[35mmF4 (α Sweet DIGITAL)>http://static.flickr.com/49/114459772_d7ef478e28_o.jpg]]
-[[70mmF4 (α Sweet DIGITAL)>http://static.flickr.com/56/114459771_32d809e6b5_o.jpg]]
-[[70mmマクロ F4 (α Sweet DIGITAL)>http://static.flickr.com/19/114459770_0b7591a215_o.jpg]]

**コメント

:[[T_Sato>UserPage/T_Sato]] &size(80%){2007-06-06 13:00:22}: 初めて複合型非球面レンズを採用し、NewMD35-70/F3.5の画質を落とさずに標準レンズ並みのサイズを実現したレンズです。サイズの制約で最短撮影距離はNewMD:0.85m→AF35-70:1mとなりましたが、複合型非球面レンズ使用で小型化と高性能化を両立できるという一つの解答となり、もう一つのαショックと言えるほどの影響を業界に与えました。ただし、現在の解答となっているインナーフォーカスの設計技術が当時はまだ未熟であり、繰り出し式でズーム全域の最短撮影距離を縮めることは困難でした。(実現にはレンズの大型化・複雑化が伴うため。)
:[[T_Sato>UserPage/T_Sato]] &size(80%){2007-06-06 13:01:36}: そのため苦肉の策として望遠端または広角端でレンズの一部を通常時とは異なる動かし方をして近接撮影を可能としました。これが当時のレンズに良く見受けられるマクロ機構です。これは一本差しで使われるケースが想定される標準ズームとして何かしら近接撮影ができる手段を用意しておく必要があったために採用された機能であり、流行という軽いものではなく、寄れない現実に対する切実な回避手段だったのです。
:[[hiroshi>UserPage/hiroshi]] &size(80%){2008-08-03 01:50:59}: AFは使えませんが、マクロ機能を使いこなせればオールラウンダーな活躍。a100や200とても軽くてコンパクトなので昼間の散歩用に最適。
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