フローティング機構 のバックアップ差分
2008-05-22 (木) 12:41:27 の1つ前との差分(バックアップNo.1と2の差分)
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- +近接撮影のためにレンズを繰り出すとレンズ群が離れて補正していた収差が段々と崩れてくる。 +特にワイドレンズで顕著でまた近接撮影が目的のマクロレンズでは大きな問題となる。 +そこで二重・三重に分けて繰り出すことで収差の崩れを防止して高画質を維持するのがフローティング機構である。 +ミノルタαレンズでは単焦点のワイドレンズやAF85mmF1.4Gにシングルフローティング。 +マクロレンズにはダブルフローティング機構を採用して等倍撮影から無限遠まで高画質を実現している。 +これが「世界一のマクロレンズ」と呼ばれる由縁である。 +ただこのフローティングで困難だったのが内部反射処理で材質や構造などは画質低下を嫌うミノルタならではのノウハウの塊である。 +ガイド溝の切り方や三重になった筒の中の植毛などかなりの苦労があったらしい。 +Nikonに200mmの望遠マクロレンズがあるがミノルタのOEM(委託製造)だったのは他社では真似の出来ない構造だった証である。